横山秀夫の短編集が文庫本になっていたので思わず買って読んでしまいました。
といっても別に横山秀夫のファンだというわけではないのです。逆に横山秀夫の長編作品はどうも好きなものが少ないので、「正直どうなの?」って印象をもっています。たとえば『半落ち』とか・・・。でも、『クライマーズハイ』は好き。というか『クライマーズハイ』は最強の作品です。 でも、逆に横山秀夫の短編は大好き。というのも、短い中で登場人物のキャラや情報、動機などがうまいこと織り込まれており、「うまいなー」といった印象を抱かせてくれるからです。 で、この『第三の時効』ですが、これも今までの評価と違わず面白い作品集でした。ただし、短編集といっても各作品がつながりをもっており、その繋がりを思い出しながら読むと最高なのです。 それにしても横山秀夫の作品を読むと、警察組織ってこんな感じなのかといつも吃驚させられます。もちろん小説だけあってフィクションの部分も多いのでしょうが、知らない世界(そしてその世界での圧倒的な緊張感)に足を踏み入れるような感覚を得られるのはうれしい限りです。 個人的評価:★★★★☆
by t_y_book
| 2006-06-23 06:39
| 小説
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